ハンガリー首相、トランプ氏と会談へ 米ロ会談など協議＝首席補佐官

　ハンガリーのオルバン首相（写真左）は１１月７日にワシントンでトランプ米大統領（同右）と会談し、米ロ会談の実現に向けた道筋を協議する。エジプトのシャルムエルシェイクで１３日に代表撮影(２０２５年　ロイター)

[ブダペスト ３０日 ロイター] - ハンガリーのオルバン首相は１１月７日にワシントンでトランプ米大統領と会談し、米ロ会談の実現に向けた道筋を協議する。また、米国によるエネルギー制裁の適用除外を求める予定だと、グヤーシュ首席首相補佐官が３０日明らかにした。

グヤーシュ氏はブリーフィングで、両首脳はエネルギー、防衛産業、経済、金融の分野でも協力協定を締結する予定と説明。「これらの分野の一部はすでに交渉済みだが、その他の分野については協議が継続している」と述べた。

オルバン氏は先に、米国の関税が欧州連合（ＥＵ）に及ぼす影響を相殺するため、同国との包括的な経済協定の締結を目指していると述べていた。

グヤーシュ氏は、オルバン氏とトランプ氏がウクライナ和平の仲介を目的とした米ロ会談に向けた計画について協議する可能性があるとし、「今回の会談は両首脳にとって、米ロ会談、ひいてはロシアとウクライナの和平合意に至るロードマップを決定する機会でもある」と述べた。

トランプ氏は今月、ブダペストでロシアのプーチン大統領と会談すると発言していたが、ロシアが停戦を拒否したため見送られた。