パキスタンとアフガニスタン、停戦継続で合意=トルコ外務省
Tuvan Gumrukcu Sayed Hassib
[イスタンブール 30日 ロイター] - パキスタンとアフガニスタンのイスラム主義組織タリバン暫定政権は30日、国境地帯での武力衝突の停戦へ向けた協議を仲介国トルコのイスタンブールで再開し、停戦を継続することで合意した。トルコ外務省が同日発表した。
停戦は10月19日に始まり、その後に停戦を継続するための協議がいったん決裂したが、トルコとカタールの仲介で合意に達した。
パキスタンとアフガニスタンは、タリバンが2021年にカブールを制圧して以降、最も深刻な武力衝突に直面していた。国境地帯での武力衝突を受けてパキスタンによる空爆やアフガニスタンによる報復攻撃が行われ、貿易や交通の主要拠点が閉鎖される事態となった。
トルコ外務省は10月25日から30日まで開かれた協議について「全ての関係国は、和平の維持を確実にする監視・検証のメカニズムを導入するとともに、違反した国には罰則を科すことで合意した」と説明。このメカニズムを具体的にどのように導入するかを決定する追加協議を11月6日にイスタンブールで開催すると付け加えた。
トルコとカタールは「和平と安定を継続させるため両国との協力を続ける用意がある」と表明した。
タリバンの報道官は声明で、協議の結果について確認した上、今後の会合で協議を継続することで両国が合意したと述べた。





