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シェル第3四半期決算、予想上回る10%増益 トタルは予想通り

2025年10月31日(金)08時08分

 エネルギー大手の英シェルと仏トタルエナジーズが30日発表した第3・四半期決算の純利益はそれぞれ10%、2%減少した。写真は、シェルのガソリンスタンド。2023年2月、ロンドンで撮影(2025年 ロイター/May James)

Stephanie Kelly Shadia Nasralla America Hernandez

[ロンドン/パリ 30日 ロイター] - エネルギー大手の英シェルと仏トタルエナジーズが30日発表した第3・四半期決算の純利益はそれぞれ10%、2%減少した。原油価格の下落が影響したが、シェルは巨大なガス部門の好調な取引結果によって市場予想を上回った。トタルは予想通りだった。

シェルの調整後利益(シェルの定義による純利益)は54億ドルと前年同期の57億ドルから減少したが、シェルが実施したアナリスト調査による予想の50億9000万ドルを上回った。

シェルの四半期営業キャッシュフローは122億ドルで、前年同期の147億ドルから減った。

統合ガス部門および石油中心の上流部門の利益はいずれも予想を上回ったが、前年からは減った。

一方トタルの調整後純利益は前年同期の41億ドルから40億ドルに減少し、LSEGがまとめたアナリスト予想と一致した。上流部門の生産拡大と原油精製マージンの改善が原油価格の下落の影響を一部相殺した。

トタルの下流部門の利益は76%増だった。欧州の精製マージンはロシア産原油由来の燃料輸入を禁止する欧州連合(EU)の措置によって、前年同期比で300%以上上昇した。

ロイター
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