ロシア、エネルギー購入判断は相手国次第=大統領府
10月28日、 ロシア大統領府は米国がロシア石油大手のロスネフチ、ルクオイルの2社に制裁を科したことを受け、エネルギー購入を続けるかどうかは取引相手国自身の判断になると表明した。ロシア・タタルスタンの油田で2023年6月撮影(2025年 ロイター/Alexander Manzyuk)
[モスクワ 28日 ロイター] - ロシア大統領府は28日、米国がロシア石油大手のロスネフチ、ルクオイルの2社に制裁を科したことを受け、エネルギー購入を続けるかどうかは取引相手国自身の判断になると表明した。併せて、ロシアは最高品質のエネルギーを適切な価格で提供してきたと強調した。
米国の制裁によって既に中国国有石油大手はロシア産原油の購入を一時停止したほか、海上経由でロシア産原油の世界最大の買い手となっているインドの製油業界も輸入を急激に減らす見通しだとされる。
これに対し、ロシア大統領府のペスコフ報道官は「どの国も、より低価格でより多く、品質が高いエネルギー資源などの戦略的コモディティー(商品)を購入することに関心を持っている。この点でロシアのエネルギー資源は国際市場で非常に競争力が高い」と説明した。
インドや中国について聞かれたペスコフ氏は「わが国が提供するコモディティーは多くの国にとって戦略的な意味がある。競争力があり魅力的だ」と改めて主張した。





