「オレオ」のモンデリーズ、新AIツールでマーケティング費用削減
クッキー「オレオ」を手掛ける米食品大手モンデリーズは、新たな生成AI(人工知能)ツールを活用し、マーケティングコンテンツの制作コストを30─50%削減する。写真は菓子ブランド「オレオ」のビスケット。2021年7月、ボスニア・ヘルツェゴビナのゼニカ市で撮影(2025年 ロイター/Dado Ruvic)
Jessica DiNapoli
[ニューヨーク 24日 ロイター] - クッキー「オレオ」を手掛ける米食品大手モンデリーズは、新たな生成AI(人工知能)ツールを活用し、マーケティングコンテンツの制作コストを30─50%削減する。グローバル上級副社長(コンシューマーエクスペリエンス担当)のジョン・ハルバーソン氏がロイターに明らかにした。
同社は昨年、IT企業アクセンチュアと共同でツールの開発に着手。ハルバーソン氏によると、早ければ来年のホリデーシーズン、そしておそらく「2027 スーパーボウル」向けに放映可能な短編テレビ広告を制作できる見通し。
このツールに4000万ドル以上を投資したという。
クラフト・ハインツやコカ・コーラなどのライバル社もAIを使った広告を試みている。コカ・コーラは2024年にAIが作成したホリデー広告を展開したが、コンピューターで作成された登場人物は感情表現が欠けているとして一部の消費者から不評を買った。





