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米、ガザ停戦維持に外交強化 バンス副大統領21日にイスラエル訪問の見通し

2025年10月21日(火)00時29分

米政権のウィットコフ中東担当特使とトランプ米大統領の娘婿ジャレッド・クシュナー氏は20日、イスラエルを再び訪問し、ネタニヤフ首相と会談した。写真はガザ南部のハンユニスから上る煙。同日撮影(2025年 ロイター/Stringer)

[カイロ/エルサレム 20日 ロイター] - 米政権のウィットコフ中東担当特使とトランプ米大統領の娘婿ジャレッド・クシュナー氏は20日、イスラエルを再び訪問し、ネタニヤフ首相と会談した。10日に発効したパレスチナ自治区ガザの停戦が揺らぐ中、イスラエルとイスラム組織ハマスの双方に働きかけ、停戦の下支えを図る。

イスラエルは19日、イスラエル軍兵士に対する攻撃があったとしてガザ地区で大規模な空爆を実施。その後、ガザでの停戦は再開したと発表したが、米国が仲介した停戦は早くも深刻な試練に直面している。

米国とイスラエルの関係筋によると、ウィットコフ氏とクシュナー氏のイスラエル訪問は19日の空爆以前から予定されており、トランプ大統領が提案した20項目から成る和平案の次の段階について協議を開始する計画だった。

イスラエル空港当局によるとバンス米副大統領も21日にイスラエル入りする予定で、ガザ停戦の定着に向け外交努力が進められている。

こうした中、ハマスは20日、前日にガザ地区で回収された人質の遺体をこの日に引き渡すと発表した。この日はエジプトでハマスとの協議が予定されている。

ロイター
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