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米豪首脳が会談、レアアース合意文書に署名 日本関連も対象

2025年10月21日(火)02時45分

トランプ米大統領は20日、オーストラリアのアルバニージー首相とホワイトハウスで会談し、レアアース(希土類)および重要鉱物に関する協定の合意文書に署名した。同日撮影(2025年 ロイター/Kevin Lamarque)

[ワシントン 20日 ロイター] - トランプ米大統領は20日、オーストラリアのアルバニージー首相とホワイトハウスで会談し、レアアース(希土類)および重要鉱物に関する協定の合意文書に署名した。中国がレアアースの世界的な供給網に対する影響力を強める中、確保に向け連携を強化する。

トランプ大統領は会談の冒頭、レアアースの合意について、4─5カ月かけて交渉を重ねてきたと説明。アルバニージー首相は、合意には日本とのプロジェクトも含まれると明らかにした。

協定の詳細は現時点で明らかにされていないが、両首脳によると鉱物の加工に関する取り組みが含まれている。アルバニージー首相は、向こう6カ月で両国がそれぞれ10億ドルを拠出し、共同プロジェクトを推進していく方針を示した。

首脳会談では、貿易、原子力潜水艦、軍事装備についても協議する見通し。トランプ大統領は、米英豪3カ国による安全保障枠組み「AUKUS(オーカス)」の柱であるオーストラリアへの原子力潜水艦供与について、中国への「抑止力」になるという認識を示し、引き渡しを早める計画だと述べた。

ロイター
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