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米NY州司法長官を起訴、住宅ローン詐欺で トランプ氏の「政敵」

2025年10月10日(金)08時33分

米ニューヨーク州のジェームズ司法長官が8日、金融詐欺の疑いで、連邦大陪審によって起訴された。4月撮影(2025年 ロイター/Shannon Stapleton)

Sarah N. Lynch Luc Cohen Andrew Goudsward

[9日 ロイター] - トランプ米大統領の「政敵」として知られるニューヨーク州のジェームズ州司法長官(民主党)が9日、住宅ローン申請でうそをついたとされる銀行に対する詐欺罪などでバージニア州の連邦大陪審に起訴された。司法省が明らかにした。

ジェームズ氏は職務を継続すると表明。声明で「(起訴は)大統領がわれわれの司法制度を武器にしようと必死になっている」ことを示すものだとし、「この根拠のない起訴と闘っていく」と述べた。

起訴状によると、ジェームズ氏は2020年に約13万7000ドルで購入したバージニア州ノーフォークの家を、投資物件として使用していたにもかかわらず、セカンドハウスとして使用すると銀行に虚偽の申告をしたとされる。

この虚偽申告でジェームズ氏は有利な金利を受けられ、ローン期間中に約1万9000ドルを節約できたという。

ジェームズ氏は過去に、トランプ氏一族が経営する企業が金融機関から有利な条件で融資を引き出すため資産を過大に計上していたとして、トランプ大統領らを相手取り民事訴訟を起こし、勝訴した。

トランプ氏は自分への捜査や批判する人物への報復を強化しており、9月終盤には、コミー元連邦捜査局(FBI)長官が偽証罪および妨害罪で起訴された。

ロイター
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