米政府機関閉鎖ほぼ確実に、上院がつなぎ予算案否決

　９月３０日、米上院は３０日、民主党のつなぎ予算案を否決した。写真は米連邦議会議事堂の外観。同日ワシントンで撮影（２０２５年　ロイター/Jonathan Ernst）

［ワシントン　３０日　ロイター］ - 米上院は３０日、新会計年度が始まる１０月１日以降の財政資金を確保する民主党と共和党のつなぎ予算案をいずれも否決した。法執行などの必須業務を除く政府機関の閉鎖がほぼ確実な情勢となり、航空便運航や雇用統計発表などに影響が出る恐れがある。

共和党と民主党は歩み寄りの兆しを見せておらず、土壇場での閉鎖回避はほぼ不可能とみられる。いかなる合意も下院での可決が必要となるが、下院は現在休会している。

上院共和党トップのスーン院内総務は、下院で可決済みの法案を上院で週内に再度採決にかけると述べた。