ロシア、バレンツ海でミサイル発射訓練 ベラルーシと合同演習

[モスクワ １６日 ロイター] - ロシア国防省は１６日、ベラルーシとの合同軍事演習「ザパド（西方）２０２５」において、ロシアの戦略爆撃機ＴU１６０がバレンツ海上空で巡航ミサイルの発射訓練を行ったと発表した。

核兵器搭載が可能なＴU１６０がミグ３１戦闘機の護衛を受け、スカンジナビア半島北部に位置するバレンツ海の中立空域を約４時間飛行したという。

声明で、「戦闘訓練任務中に乗組員は模擬敵の重要標的に対し、空中発射巡航ミサイルの戦術的な発射訓練を行った」と説明した。

ベラルーシ国防省はフレニン国防相が１６日にロシア国内での演習を視察する予定だと発表した。演習の内容の詳細は明らかにしていないが、「可能な限り戦闘に近い状況」で行われると述べた。