トランプ氏、中国に追加関税「あり得る」 ロシア産原油巡り

トランプ米大統領は6日、ロシア産原油購入を巡りインドに発表した25%関税と同様の追加関税を中国にも発表する可能性があると述べた。写真は北京の米企業の建物の外で翻る中国国旗と米国旗。4月8日撮影(2025年 ロイター/Tingshu Wang)
[ワシントン 6日 ロイター] - トランプ米大統領は6日、ロシア産原油購入を巡りインドに発表した25%関税と同様の追加関税を、状況次第で中国にも発表する可能性があると述べた。
ロシアにウクライナ戦争終結の圧力をかけるため、さらなる「二次制裁」を発表する方針だとした上で、中国への追加関税も「あり得る」と記者団に述べた。詳細には踏み込まなかった。
「インドには(追加関税発表を)行った。おそらく他の数カ国にもそうするだろう。そのうちの一つは中国かもしれない」と語った。
トランプ氏は6日、インドがロシア産原油を直接または間接的に輸入しているとして、インドからの輸入品に25%の追加関税を課す大統領令に署名した。
大統領令では、インドと同様にロシア産原油を購入している中国についての言及はない。ベセント米財務長官は先週、中国に対し、ロシア産原油の購入を継続すれば新たな関税を課す可能性があると警告した。