ロシアのサービスPMI、7月は1年超ぶり低水準 新規受注減少

S&Pグローバルが5日発表した7月のロシアのサービス業購買担当者景気指数(PMI)は48.6と、前月の49.2から低下した。写真は2月23日、モスクワで撮影(2025年 ロイター/Maxim Shemetov)
[5日 ロイター] - S&Pグローバルが5日発表した7月のロシアのサービス業購買担当者景気指数(PMI)は48.6と、前月の49.2から低下した。拡大と縮小の境目となる50をさらに下回り、2024年6月以来の低水準となった。販売環境が低迷する中、新規受注が減少した。
S&Pグローバルは、「活動の鈍化は、主に新規受注の減少と顧客需要の低迷に関連している」と指摘した。
2022年2月のウクライナ侵攻以降1年間縮小していた新規輸出事業は9カ月連続で拡大したものの、6月を下回った。
雇用は新規売上高の将来的な伸びへの期待から拡大した。
S&Pグローバルは「回答者らは、楽観的な見方は需要と金融状況の改善に対する期待と、企業戦略の見直しからきていると分析している」と述べた。
先週公表された製造業PMIは47.0で22年3月以来の低水準。製造業企業の信頼感が約3年ぶりの低水準に落ち込んだ。