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英サービスPMI、7月改定51.8に低下 新規受注が急減

2025年08月05日(火)18時58分

 S&Pグローバルがまとめた7月の英国のサービス部門購買担当者景気指数(PMI)改定値は51.8となり、6月の52.8から低下した。写真はロンドンのパーラメントスクエアの観光客ら。4月18日、ロンドンで撮影(2025年 ロイター/Kevin Coombs)

David Milliken

[ロンドン 5日 ロイター] - S&Pグローバルがまとめた7月の英国のサービス部門購買担当者景気指数(PMI)改定値は51.8となり、6月の52.8から低下した。速報値は51.2だった。

新規受注が2022年11月以来となる大幅な落ち込みを記録。人員削減も6カ月ぶりの規模となった。

製造業と合わせた総合PMI改定値は51.0から51.5へ上方修正された。

新規受注指数は51.3から47.7に低下。好不況の分かれ目となる50を23年10月以来初めて下回った。

S&Pグローバル・マーケット・インテリジェンスの経済ディレクター、ティム・ムーア氏はこれについて「顧客のリスク回避と低い信頼感が背景だ。世界経済の状況が望ましくないことも影響している」と述べた。

雇用指数は47.0から45.6に低下し、2月以来の低水準。「需要低迷と根強い投入コストインフレに対応した採用凍結や人員削減」を反映しているという。

ただ、将来の活動を示す指数は64.4から65.9に上昇し、昨年10月以降で2番目に高い水準となった。「米国の関税に対する懸念の後退と利下げによる企業・個人支出の押し上げへの期待」が背景。

ロイター
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