ユーロ圏総合PMI、7月改定値は50.9へ上昇 低空飛行続く

S&Pグローバルがまとめた7月のHCOBユーロ圏総合購買担当者景気指数(PMI)改定値は50.9と、前月の50.6から上昇した。写真はサクレクール寺院前の通りを歩く観光客。 7月29日、パリで撮影(2025年 ロイター/Tom Nicholson)
[ロンドン 5日 ロイター] - S&Pグローバルがまとめた7月のHCOBユーロ圏総合購買担当者景気指数(PMI)改定値は50.9と、前月の50.6から上昇した。速報値の51.0から小幅に下方修正された。
7月の総合PMIは4カ月ぶりの高水準となったものの、長期平均である52.4を下回っており、ユーロ圏経済の低迷が続いていることが示された。
サービス業PMIは51.0と、6月の50.5から上昇した。
ハンブルグ商業銀行(HCOB)のチーフエコノミスト、サイラス・デラルビア氏は、イタリアとスペインでは7月のサービスPMIが前月から上昇し、ドイツは拡大と縮小の分かれ目となる50を回復したと指摘。「サービス業にとって、今年は良い夏になるかもしれない」と述べた。
ユーロ圏の新規受注は前月に続いてほぼ横ばいだったが、輸出受注は41カ月連続で減少し全体への足かせとなっている。総合PMIの新規事業指数は49.7から49.8へわずかに上昇した。
ユーロ圏の主要国では、スペインのPMIが最も高水準でイタリアがこれに続いた。ドイツは50をわずかに上回った。
一方、フランスのPMIは前月から低下し、ユーロ圏の主要国で唯一50に届かなかった。11カ月連続で50を下回った。
需要が鈍いにもかかわらずユーロ圏の企業は5カ月連続で雇用を増やした。雇用創出のペースは依然として緩やかではあるものの、雇用指数は1年以上ぶりの高水準となった。
企業の信頼感を示す指数は4月以来初めて50を割り込み、長期平均をさらに下回った。製造業とサービス業の両方で信頼感が低下した。
コスト圧力は主にサービス部門で低下したことにより、昨年10月以来の低水準となった。一方、販売価格は3カ月ぶりの高水準となった。サービス購買価格指数は58.1から56.5へ低下した。
デラルビア氏は、「ユーロ圏のサービス部門ではインフレが緩和しており、欧州中央銀行(ECB)が今年後半に1回の利下げを行う可能性が高まっている」と述べた。
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