インドのサービスPMI、7月は11カ月ぶり高水準 外需好調

S&Pグローバルがまとめた7月のHSBCインドサービス部門購買担当者景気指数(PMI)確報値は60.5と、11カ月ぶりの高水準だった。写真は昨年4月、カルナタカ州ベンガルールのレストランで撮影(2025年 ロイター/Navesh Chitrakar)
[ベンガルール 5日 ロイター] - S&Pグローバルがまとめた7月のHSBCインドサービス部門購買担当者景気指数(PMI)確報値は60.5と、11カ月ぶりの高水準だった。外需が好調だったほか、内需も持続した。
6月の60.4から上昇した。速報値は59.8だった。
好不況の分かれ目となる50を4年間上回っている。
新規輸出事業指数は過去1年で2番目の高水準。新規事業指数も6月を下回ったものの、広告活動や新規顧客の獲得に支えられ、堅調さを維持した。
業種別では、金融・保険が新規事業と事業活動の双方で最も良好だった。不動産とビジネスサービスは最も成長が鈍かった。
企業の採用ペースは15カ月ぶりの低水準に大幅に鈍化した。
価格圧力は強まった。食品価格、運賃、人件費が上昇した。コスト増加分は顧客に転嫁されており、販売価格の上昇率は投入コストの上昇率をわずかに上回った。
製造業を合わせた総合PMIは6月の61.0から61.1に小幅上昇し、2024年4月以来の高水準となった。