韓国通商相、米に関税停止延長を要請も 9日の期限控え

7月4日 韓国の呂翰九産業通商資源相は4日、米国の関税一時停止措置が9日に期限を迎えることから、期限延長を要請する可能性があると述べた。写真は韓国と米国の国旗。3月8日に義王市で撮影(2025年 ロイター/Kim Hong-ji)
Hyunjoo Jin Ju-min Park
[ソウル 4日 ロイター] - 韓国の呂翰九産業通商資源相は4日、米国の関税一時停止措置が9日に期限を迎えることから、期限延長を要請する可能性があると述べた。
呂氏はこの日、米通商代表部(USTR)のグリア代表らとの協議のため、ワシントンに向かった。
トランプ米大統領は3日、各国に対し米国への輸入品に課す関税率を提示する書簡の送付を4日に開始すると記者団に述べた。各国と個別に協定を締結する従来方針を転換することになる。
呂氏は期限よりも交渉の内容が重要だとし、時間をかけて協議を加速し、「双方に利益のある」合意に達するよう米国に求めると述べた。
韓国は、自動車や鉄鋼製品に対する関税措置のほか、25%の相互関税適用を除外するよう求めている。
ただ、大統領交代など国内政治の問題もあり、4月下旬に始まった交渉はほとんど進展がない。