ニュース速報
ワールド

豪首相、対米輸出の10%の基本税率は今後も続くとの見方示す

2025年07月04日(金)14時29分

 7月4日 オーストラリアのアルバニージー首相(写真)は4日、オーストラリアの対米輸出について、今後も10%の基本関税率が適用される見通しだが、免除を求めて交渉を続ける考えを明らかにした。写真は5月15日、インドネシアの首都ジャカルタで撮影(2025年 ロイター/Ajeng Dinar Ulfiana)

[シドニー 4日 ロイター] - オーストラリアのアルバニージー首相は4日、オーストラリアの対米輸出について、今後も10%の基本関税率が適用される見通しだが、免除を求めて交渉を続ける考えを明らかにした。

米国による相互関税の90日間の一時停止期間は9日に終了する予定。トランプ米大統領は、各国に関税率を通知する書簡を送ると警告している。

シドニーでのイベントでアルバニージー氏は、オーストラリアには9日以降も10%の関税率が適用されるのかとの質問に「そうなると思う」と答えた。また、9日の期限はオーストラリアには影響しない見込みだと付け加えた。

「7月9日に関してはわれわれには実際には影響がないという状況だ。より高い税率を通告されている国々に関するものだからだ」と述べ、「10%よりも良い関税レベルの国はない。今後もこれまでと同様に主張を続けていく」と語った。

アルバニージー氏は先月、カナダでの主要7カ国(G7)首脳会議の合間にトランプ氏との会談を予定していたが、トランプ氏が中東情勢への対応で日程を切り上げて帰国したため実現しなかった。

ロイター
Copyright (C) 2025 トムソンロイター・ジャパン(株) 記事の無断転用を禁じます。

あわせて読みたい
ニュース速報

ビジネス

TSMC、米投資計画は既存計画に影響与えずと表明 

ワールド

OPECプラス有志国が5日に会合、日量41.1万バ

ワールド

中国、EU産ブランデーに最大34.9%の関税免除 

ワールド

トランプ氏の発言注視とロシア報道官、電話会談「失望
あわせて読みたい
MAGAZINE
特集:トランプvsイラン
特集:トランプvsイラン
2025年7月 8日号(7/ 1発売)

「平和主義者」のはずの大統領がなぜ? 核施設への電撃攻撃で中東と世界はこう変わる

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    「飲み込めると思った...」自分の10倍サイズのウサギに挑んだヘビの末路
  • 2
    ディズニー・クルーズラインで「子供が海に転落」...父親も飛び込み大惨事に、一体何が起きたのか?
  • 3
    「やらかした顔」がすべてを物語る...反省中のワンコに1400万人が注目
  • 4
    【クイズ】「宗教を捨てる人」が最も多い宗教はどれ?
  • 5
    後ろの川に...婚約成立シーンを記録したカップルの幸…
  • 6
    職場でのいじめ・パワハラで自死に追いやられた21歳…
  • 7
    吉野家がぶちあげた「ラーメンで世界一」は茨の道だ…
  • 8
    為末大×TAKUMI──2人のプロが語る「スポーツとお金」 …
  • 9
    「コメ4200円」は下がるのか? 小泉農水相への農政ト…
  • 10
    1000万人以上が医療保険を失う...トランプの「大きく…
  • 1
    燃え盛るロシアの「黒海艦隊」...ウクライナの攻撃で大爆発「沈みゆく姿」を捉えた映像が話題に
  • 2
    「飲み込めると思った...」自分の10倍サイズのウサギに挑んだヘビの末路
  • 3
    ディズニー・クルーズラインで「子供が海に転落」...父親も飛び込み大惨事に、一体何が起きたのか?
  • 4
    イランを奇襲した米B2ステルス機の謎...搭乗した専門…
  • 5
    夜道を「ニワトリが歩いている?」近付いて撮影して…
  • 6
    仕事ができる人の話の聞き方。3位は「メモをとる」。…
  • 7
    「やらかした顔」がすべてを物語る...反省中のワンコ…
  • 8
    砂浜で見かけても、絶対に触らないで! 覚えておくべ…
  • 9
    普通に頼んだのに...マクドナルドから渡された「とん…
  • 10
    ロシア人にとっての「最大の敵国」、意外な1位は? …
  • 1
    日本の「プラごみ」で揚げる豆腐が、重大な健康被害と環境汚染を引き起こしている
  • 2
    「コーヒーを吹き出すかと...」ディズニーランドの朝食が「高額すぎる」とSNSで大炎上、その「衝撃の値段」とは?
  • 3
    「あまりに愚か...」国立公園で注意を無視して「予測不能な大型動物」に近づく幼児連れ 「ショッキング」と映像が話題に
  • 4
    庭にクマ出没、固唾を呑んで見守る家主、そして次の…
  • 5
    10歳少女がサメに襲われ、手をほぼ食いちぎられる事…
  • 6
    JA・卸売業者が黒幕説は「完全な誤解」...進次郎の「…
  • 7
    「ママ...!」2カ月ぶりの再会に駆け寄る13歳ラブラ…
  • 8
    気温40℃、空港の「暑さ」も原因に?...元パイロット…
  • 9
    燃え盛るロシアの「黒海艦隊」...ウクライナの攻撃で…
  • 10
    「飲み込めると思った...」自分の10倍サイズのウサギ…
トランプ2.0記事まとめ
日本再発見 シーズン2
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中