イスラエル、レバノン首都のヒズボラ拠点を攻撃 約1カ月ぶり

6月5日、 イスラエル軍はレバノンの親イラン武装組織ヒズボラの拠点がある首都ベイルート南部を攻撃していると明らかにした。写真は同日、攻撃を受けるベイルート南部の様子(2025年 ロイター/Mohamed Azakir)
[カイロ 5日 ロイター] - イスラエル軍は5日、レバノンの親イラン武装組織ヒズボラの拠点がある首都ベイルート南部を攻撃していると明らかにした。レバノン国営通信社は少なくとも3回の攻撃があったと報じている。
イスラエル軍は攻撃開始に先立ち、ベイルート南部郊外ダヒエの4つの地区の住民に避難を指示していた。
イスラエル軍によるヒズボラ拠点に対する攻撃は約1カ月ぶり。この日はイスラム教の重要な祝日「イード・アル・アドハー(犠牲祭)」の初日にあたる。
レバノンのアウン大統領は声明で「国際的な合意に明らかに違反しており、(イスラエルが)地域の安定、和解、公正な和平を拒否していることを示す決定的な証拠だ」とし、イスラエルを非難。ヒズボラは今のところイスラエルによる攻撃に反応していない。