中国、米に「差別的」な制限停止とジュネーブ合意の順守求める

在米中国大使館の劉鵬宇報道官は30日、米国に対し、中国に対する「差別的制限措置」をやめ、両国が「(スイスの)ジュネーブで行われた高官協議での合意をともに支持する」よう求めた。北京で4月撮影(2025年 ロイター/Tingshu Wang)
[30日 ロイター] - 在米中国大使館の劉鵬宇報道官は30日、米国に対し、中国に対する「差別的制限措置」をやめ、両国が「(スイスの)ジュネーブで行われた高官協議での合意をともに支持する」よう求めた。
劉氏は「ジュネーブでの米中経済貿易協議以来、双方は二国間および多国間のさまざまな機会において、多様なレベルで経済・貿易分野における各懸念事項について意思疎通を維持してきた」との認識を表明。中国は半導体分野における米国の輸出制限措置やその他の関連慣行について繰り返し懸念を示していると述べた。
トランプ米大統領はこれに先立ち、自身の交流サイト(SNS)「トゥルース・ソーシャル」への投稿で、中国は米国との関税協定に完全に違反したとの考えを示した。