ロ国連大使「単なる停戦ではウクライナ戦争終結せず」、安保理で主張

ロシアのネベンジャ国連大使は30日、国連安全保障理事会に対し、3年以上にわたるウクライナ戦争を終結させるには単なる停戦だけでは不十分との見解を示した。写真は安保理事会で声明を発表する同大使。1月撮影(2025年 ロイター/Eduardo Munoz)
[国連 30日 ロイター] - ロシアのネベンジャ国連大使は30日、国連安全保障理事会に対し、3年以上にわたるウクライナ戦争を終結させるには単なる停戦だけでは不十分との見解を示した。停戦の達成には、少なくとも西側諸国がウクライナへの武器供給を停止し、ウクライナが軍事動員を停止する必要があるとの見方も示した。
ネベンジャ氏は 「ウクライナ危機の持続的かつ永続的な解決を実現するには、その根本原因に取り組む必要がある」と主張。来月2日にイスタンブールでの第2回協議開催を提案しており、同協議では「双方の交渉プロセスへのアプローチを巡る覚書を交換できるだろう」との見通しを示した。