韓国大統領選の最有力候補、戒厳令発動を困難にする憲法改正提案

5月30日、 韓国大統領選(6月3日投開票)の最有力候補である革新系野党「共に民主党」の李在明氏(写真)は、尹錫悦前大統領によってもたらされたような政治危機を防ぐため、戒厳令の発動を一層困難にする憲法改正を提案した。ソウルで2024年1月代表撮影(2025年 ロイター/JEON HEON-KYUN)
[ソウル 30日 ロイター] - 韓国大統領選(6月3日投開票)の最有力候補である革新系野党「共に民主党」の李在明氏は30日、尹錫悦前大統領によってもたらされたような政治危機を防ぐため、戒厳令の発動を一層困難にする憲法改正を提案した。
ユーチューブ上でライブ配信されたトークショーで「国威は落ちたが、それ(戒厳令)は起こる。われわれはそれを体系的に不可能にしなければならない」と表明。例えば、24時間以内に国会の承認を得なければ戒厳令を発出できないようにすることが考えられるとした。
経済成長と結束が他の最優先事項だと付け加えた。
また、特別検察官が昨年12月の戒厳令騒動を捜査し、責任者を処罰すべきだとした一方、命令に渋々従った軍人には寛大な処置を求めた。