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米大統領、EUとの通商交渉期限を7月9日まで延長 欧州委員長と会談後

2025年05月26日(月)08時25分

 5月25日、欧州連合(EU)欧州委員会のフォンデアライエン委員長(写真)は、米国との通商交渉を迅速に進める用意があるが、「良い合意に達する」ためには、米相互関税の上乗せ部分の停止期限である7月9日まで時間が必要だと述べた。5月9日、ブリュッセルで撮影(2025年 ロイター/Piroschka van de Wouw)

[モリスタウン(米ニュージャージー州)/ブリュッセル 25日 ロイター] - トランプ米大統領は25日、欧州連合(EU)との通商交渉の期限を7月9日まで延長することに同意したと発表した。

これに先立ち、EUの執行機関である欧州委員会のフォンデアライエン委員長はトランプ氏と「良い電話会談」を行ったとXに投稿。EUは米国との通商交渉を迅速に進める用意があるが、「良い合意に達する」ためには、米相互関税の上乗せ部分の停止期限である7月9日まで時間が必要だと述べていた。

トランプ氏はこの要請に応じたと記者団に語った。フォンデアライエン氏から「何らかの解決策を見つけられるかどうか、早急に協議する」と伝えられたという。

トランプ氏は23日、EUとの交渉ペースに不満を示し、EUからの輸入品に6月1日から50%の関税を課すことを勧告すると自身のソーシャルメディアに投稿した。

フォンデアライエン氏は「欧州は迅速かつ断固として協議を進める用意がある。良い合意に達するためには7月9日まで時間が必要になるだろう」と述べた。

ロイター
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