中国大手国営銀行、20日に預金金利引き下げ=関係筋

中国の大手国営銀行が一部の預金金利を5月20日に引き下げることが分かった。写真は中国国際サービス貿易交易会で、中国工商銀行(ICBC)のブースに立つ人々。2022年9月、北京で撮影(2025年 ロイター/Tingshu Wang)
[北京 19日 ロイター] - 中国の大手国営銀行が一部の預金金利を20日に引き下げることが分かった。中国工商銀行と中国建設銀行、中国銀行などが一部の定期預金金利を引き下げる。事情に詳しい3人の情報筋が明らかにした。
預金金利の引き下げは、不動産危機や融資需要の低迷、記録的な低利ざやの中で経済成長を支える必要に迫られている銀行の資金調達コストの引き下げに一役買うことになる。
各銀行はコメントの要請にすぐには応じなかった。
中国当局は今月、政策金利の引き下げや大規模な流動性注入を含めた景気刺激策を発表した。
中国人民銀行(中央銀行)の潘功勝総裁は、7日物リバースレポ金利を10ベーシスポイント(bp)引き下げると、銀行貸出金利の指標となる最優遇貸出金利(ローンプライムレート、LPR)の同規模の引き下げにつながると言及している。