ベトナム・タイ関係、包括的戦略パートナーシップに格上げ

5月16日、ベトナムとタイは両国関係を包括的な戦略パートナーシップに格上げすると表明した。写真はベトナムを訪問中のタイのペートンタン・シナワット首相(左)とベトナムのファム・ミン・チン首相(右)。提供写真(2025年 ロイター)
[ハノイ 16日 ロイター] - ベトナムとタイは16日、両国関係を包括的な戦略パートナーシップに格上げすると表明した。ベトナム国営メディアが伝えた。
これに先立ち、2日間の日程でハノイを訪問しているタイのペートンタン首相はベトナムのファム・ミン・チン首相と会談した。
ベトナム政府によると、東南アジア諸国連合(ASEAN)加盟国の中でタイはベトナムにとって最大の貿易相手国となっており、昨年の2国間貿易額は200億ドルを超えた。タイ企業はこれまでに140億ドル以上をベトナムに投資している。
ロイターが確認した文書によると、両首相は16日、貿易、麻薬対策、銀行、教育、航空分野での協力に関する覚書を含め、複数の協力文書の調印に立ち会った。
ベトナム政府によると、両国は2030年までに2国間貿易額を年間250億ドルにすることを目指している。