米、ガザの人道状況を憂慮 ハマス排除改めて強調=国務長官

ルビオ米国務長官は、米国はパレスチナ自治区ガザの人道的状況を憂慮しているとの認識を示した。(2025年 ロイター/Ohad Zwigenberg/Pool via REUTERS)
Humeyra Pamuk
[アンタルヤ(トルコ) 15日 ロイター] - ルビオ米国務長官は、米国はパレスチナ自治区ガザの人道的状況を憂慮しているとの認識を示した。イスラエルのネタニヤフ首相と15日に行った会談後に発言した。
ルビオ氏はトルコのアンタルヤで記者団に対し、米国は「ガザ地区の人々の苦しみに鈍感わけでも、無関心なわけでもない」と言及。
一方で「われわれはイスラム組織ハマスの排除こそが平和の実現につながると考えている」と、ガザ紛争の責任はハマスにあるというトランプ政権の主張を繰り返した。
ガザ人道財団(GHF)がイスラエルが主導して米国が支援するガザへの人道援助配給計画に基づき、5月末までにガザでの活動を開始する予定との発表後、ルビオ氏がガザの状況について発言するのはこれが初めて。
同計画を巡り、ルビオ氏は批判の声も聞いており、米国は代替案を検討していると述べた。