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中央銀行の独立性、物価安定実現のために重要=植田日銀総裁

2025年05月16日(金)10時27分

 5月16日、日銀の植田和男総裁は、衆院財務金融委員会で、中央銀行の独立性は物価の安定を保つための政策をきちんと実行するために重要だと述べた。2024年12月、東京で撮影(2025年 ロイター/Kim Kyung-Hoon)

Takahiko Wada

[東京 16日 ロイター] - 日銀の植田和男総裁は16日、衆院財務金融委員会で、中央銀行の独立性は物価の安定を保つための政策をきちんと実行するために重要だと述べた。原口一博委員(立憲)が中央銀行の独立性が担保されていなかった戦前の状況を踏まえ、中央銀行の独立性がなぜ重要なのか質問した。

戦前の軍拡路線の下では、日銀が国債の引き受けを行うことで巨額の軍事費をまかなっていた。このことが、戦後間もないころの悪性インフレにつながったとされている。こうした教訓を踏まえ、戦後の財政法では日銀による国債引き受けが禁止された。

ロイター
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