ゼレンスキー氏、新ローマ教皇の即位ミサ参列へ意欲 外交機会にも

ウクライナのゼレンスキー大統領(写真)が5月18日に行われる新教皇レオ14世の即位ミサに戦況が許せば出席する予定だと、イェルマーク大統領府長官がロイターに13日明らかにした。キーウで13日撮影(2025年 ロイター/Valentyn Ogirenko)
Philip Pullella
[ローマ 13日 ロイター] - ウクライナのゼレンスキー大統領が18日に行われる新教皇レオ14世の即位ミサに戦況が許せば出席する予定だと、イェルマーク大統領府長官がロイターに13日明らかにした。
電話インタビューで、ゼレンスキー氏が式典の合間に各国指導者と会談する意思があると説明。新教皇は12日にゼレンスキー氏と電話した際にそうした会談を支援する用意があると表明し、公正で恒久的な平和の実現に「最善を尽くす」と約束したと述べた。
バチカン(ローマ教皇庁)のサンピエトロ広場で行われる即位式典には多くの指導者が出席する見通し。
イェルマーク氏は「ゼレンスキー氏は出席する予定だが、周知のとおり当日までに複数の極めて重要な会合がある」と述べ、今週にトルコで和平交渉が行われる可能性に言及。「戦時下であり、もとより断言は難しいが(大統領が)この日ローマに行ければうれしいだろう」と述べた。