タイ中銀総裁選考委、7月2日までに後任候補絞り込みへ=当局者

タイ中央銀行のセタプット総裁の任期が9月に満了するのを前に、次期総裁選考委員会は7月2日までに候補者を絞り込む見通しだ。財務省当局者が8日の記者向けブリーフィングで明らかにした。写真はタイ中銀。バンコクで2016年4月撮影(2025年 ロイター/Jorge Silva)
[バンコク 8日 ロイター] - タイ中央銀行のセタプット総裁の任期が9月に満了するのを前に、次期総裁選考委員会は7月2日までに候補者を絞り込む見通しだ。財務省当局者が8日の記者向けブリーフィングで明らかにした。
タイの法律では、現職の任期が終了する90日前までに少なくとも2人の候補者を財務相に提示するよう委員会に義務付けている。財務相による選択を経て、総裁の任命には内閣と王室の承認も必要となる。
今月13日から6月4日まで公募が行われ、選考委は次回会合を6月20日に開くという。
地元メディアによると、候補者には中銀副総裁のルーン・マリカマス氏や、国際通貨基金(IMF)の元エコノミストであるスタパ・アモーンビバット氏が含まれている。
セタプット現総裁(60)の任期は9月30日まで。定年を迎えており、2期目を目指すことはできない。