メルツ独首相、マクロン大統領と関係再構築を確認 就任後初外遊

ドイツのメルツ首相は7日、就任後初の外遊でフランスを訪問し、欧州が直面する安全保障および経済面での「巨大な」課題に対応するため、両国関係の再構築を目指す考えを示した。(2025年 ロイター/Stephanie Lecocq)
Sarah Marsh Benoit Van Overstraeten Andreas Rinke
[ベルリン/パリ 7日 ロイター] - ドイツのメルツ首相は7日、就任後初の外遊でフランスを訪問し、欧州が直面する安全保障および経済面での「巨大な」課題に対応するため、両国関係の再構築を目指す考えを示した。
メルツ氏はパリで開かれたマクロン仏大統領との共同記者会見で、欧州はより安全かつ競争力のある存在になる必要があり、そのためにはさらなる統一が必要だと言明。
「両国がこれまで以上に緊密に協力しない限り、これらの課題に立ち向かうことはできない」とし、その一例として双方の防衛・安全保障評議会の強化を挙げた。
また、ウクライナ支援を続ける姿勢も示し、その上で「安全保障と防衛政策の戦略的課題に対する新たな答えを見つけたい」と述べた。
メルツ氏は6日、首相指名選挙の2回目の投票で首相に選出されたばかり。