ロシアとウクライナ、互いの首都攻撃 キーウで2人死亡

ロシアとウクライナは6日夜から7日朝にかけて互いの首都をミサイルやドローン(無人機)で攻撃した。ウクライナの首都キーウ(キエフ)では2人が死亡、ロシアは首都モスクワに近づいた多数の無人機を破壊した。写真はロシアのドローン攻撃を受けたキーウの集合住宅(2025年 ロイター/Thomas Peter)
[7日 ロイター] - ロシアとウクライナは6日夜から7日朝にかけて互いの首都をミサイルやドローン(無人機)で攻撃した。ウクライナの首都キーウ(キエフ)では2人が死亡、ロシアは首都モスクワに近づいた多数の無人機を破壊した。
ウクライナ救急サービスによると、破壊された無人機の破片が落下してキーウ市内3地区の建物で火災が発生し、2人が死亡した。
同市のクリチコ市長はロシアによる無人機攻撃で子ども4人を含む7人が負傷したとテレグラムに投稿。数時間前にはミサイル攻撃があったとした。
一方、モスクワのソビャニン市長はロシアの防空部隊が6日午後10時(日本時間7日午前4時)以降に少なくとも14機の無人機を破壊したが、被害は報告されていないと明らかにした。
ウクライナがモスクワに無人機攻撃を行うのは3夜連続。モスクワでは9日に開催される対独戦勝記念日の軍事パレードに向けて準備が行われている。
ロシア航空当局はモスクワの主要4空港全てが航空安全確保のため、3夜連続で数時間閉鎖されたと発表した。複数の地方都市の空港も閉鎖された。