西側、ウクライナへのパトリオット追加供給を協議 6月NATO首脳会議前の合意目指す=関係筋

ウクライナの西側諸国の同盟国は、ウクライナへの防空システム「パトリオット」追加供給を巡り協議しており、6月末の北大西洋条約機構(NATO)首脳会議までの合意を目指している。写真は2024年8月撮影の「パトリオット」の発射機。(2025年 ロイター/Valentyn Ogirenko)
[ベルリン 5日 ロイター] - ウクライナの西側諸国の同盟国は、ウクライナへの防空システム「パトリオット」追加供給を巡り協議しており、6月末の北大西洋条約機構(NATO)首脳会議までの合意を目指している。関係筋が5日明らかにした。 関係筋によると、米国やギリシャなどが追加供給国の候補として浮上している。しかし、ギリシャ政府はこの情報を否定した。 また、米紙ニューヨーク・タイムズは4日、米当局者の情報として、米国がイスラエルに配備されているパトリオットを改修し、ウクライナに供与する計画を進めていると報じた。 ウクライナの軍事専門サイト、ディフェンス・エクスプレスのアナリストによると、4月末時点でウクライナには完全に運用可能なパトリオットは7基あるという。