ニュース速報
ワールド

豪消費者信頼感、11月は前月比5.3%上昇 2年半ぶり高水準

2024年11月12日(火)11時43分

 11月12日、オーストラリアのウエストパック銀行とメルボルン研究所が発表した11月の豪消費者信頼感指数は94.6で、前月比5.3%上昇した。写真はシドニーのショッピングモールで2018年2月撮影(2024 ロイター/Daniel Munoz)

[シドニー 12日 ロイター] - オーストラリアのウエストパック銀行とメルボルン研究所が発表した11月の豪消費者信頼感指数は94.6で、前月比5.3%上昇した。前月の6.2%に続き2カ月連続の大幅上昇となり、2年半ぶり高水準となった。

悲観的な見方が依然上回っているがその差は縮まっており、経済と家計に対する心理がようやく楽観的になったとみられている。

特に、将来の家計と経済見通しの指数はコロナ禍以降初めて100の水準を超えた。

ウエストパックのシニアエコノミスト、マシュー・ハッサン氏は「消費者は家計に対する圧力の一段の緩和を感じるとともに、さらなる金利上昇リスク懸念がなくなり、経済見通しに対する自信を深めている」と述べた。

ハッサン氏は、米大統領選で共和党のトランプ氏が勝利した後に調査の回答が悪化したと指摘したが、この状況が続くかは不明。

11月は住宅ローン金利が今後低下すると予想する割合が2016年以来の高水準になったことが反映され、家計状況を示す指数と今後12カ月の家計状況を示す指数がそれぞれ前年比6.8%と4.4%上昇した。

今後12カ月の経済見通しを測る指数は8.7%上昇。今後5年間の見通しを示す指数は利上げ懸念の後退で6.5%上昇した。

ロイター
Copyright (C) 2024 トムソンロイター・ジャパン(株) 記事の無断転用を禁じます。

あわせて読みたい
ニュース速報

ビジネス

日銀、利上げ見送り論強まる 直前まで情勢見極め=1

ワールド

パンデミック再来なら経済損失は5年間で13.6兆ド

ビジネス

アングル:ナスダックが初の2万ポイント台 大手ハイ

ワールド

アフガン首都で爆発、タリバン暫定政権の難民相ら7人
あわせて読みたい
MAGAZINE
特集:韓国 戒厳令の夜
特集:韓国 戒厳令の夜
2024年12月17日号(12/10発売)

世界を驚かせた「暮令朝改」クーデター。尹錫悦大統領は何を間違えたのか?

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    ロシア兵「そそくさとシリア脱出」...ロシアのプレゼンス維持はもはや困難か?
  • 2
    半年で約486万人の旅人「遊女の数は1000人」にも達した江戸の吉原・京の島原と並ぶ歓楽街はどこにあった?
  • 3
    男性ホルモンにいいのはやはり脂の乗った肉?...和田秀樹医師に聞く「老けない」最強の食事法
  • 4
    ミサイル落下、大爆発の衝撃シーン...ロシアの自走式…
  • 5
    「炭水化物の制限」は健康に問題ないですか?...和田…
  • 6
    ノーベル文学賞受賞ハン・ガン「死者が生きている人を…
  • 7
    韓国大統領の暴走を止めたのは、「エリート」たちの…
  • 8
    「男性ホルモンが高いと性欲が強い」説は誤り? 最新…
  • 9
    「糖尿病の人はアルツハイマー病になりやすい」は嘘…
  • 10
    統合失調症の姉と、姉を自宅に閉じ込めた両親の20年…
  • 1
    ロシア兵「そそくさとシリア脱出」...ロシアのプレゼンス維持はもはや困難か?
  • 2
    「炭水化物の制限」は健康に問題ないですか?...和田秀樹医師に聞く「老けない」最強の食事法
  • 3
    2年半の捕虜生活を終えたウクライナ兵を待っていた、妻の「思いがけない反応」...一体何があったのか
  • 4
    半年で約486万人の旅人「遊女の数は1000人」にも達し…
  • 5
    国防に尽くした先に...「54歳で定年、退職後も正規社…
  • 6
    朝晩にロシア国歌を斉唱、残りの時間は「拷問」だっ…
  • 7
    「男性ホルモンが高いと性欲が強い」説は誤り? 最新…
  • 8
    男性ホルモンにいいのはやはり脂の乗った肉?...和田…
  • 9
    人が滞在するのは3時間が限界...危険すぎる「放射能…
  • 10
    ミサイル落下、大爆発の衝撃シーン...ロシアの自走式…
  • 1
    朝食で老化が早まる可能性...研究者が「超加工食品」に警鐘【最新研究】
  • 2
    北朝鮮兵が「下品なビデオ」を見ている...ロシア軍参加で「ネットの自由」を得た兵士が見ていた動画とは?
  • 3
    寿命が延びる、3つのシンプルな習慣
  • 4
    「1年後の体力がまったく変わる」日常生活を自然に筋…
  • 5
    朝鮮戦争に従軍のアメリカ人が写した「75年前の韓国…
  • 6
    自分は「純粋な韓国人」と信じていた女性が、DNA検査…
  • 7
    「会見拒否」で自滅する松本人志を吉本興業が「切り…
  • 8
    ロシア兵「そそくさとシリア脱出」...ロシアのプレゼ…
  • 9
    「炭水化物の制限」は健康に問題ないですか?...和田…
  • 10
    ロシア陣地で大胆攻撃、集中砲火にも屈せず...M2ブラ…
日本再発見 シーズン2
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中