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EUがメタン規制承認、石油・ガス輸入に排出制限 30年に3割減へ

2024年05月28日(火)11時02分

欧州連合(EU)は27日、加盟国が輸入する石油・天然ガスについて、2030年からメタン排出量を制限する法案を承認した。写真は2023年3月、ベルギーのブリュッセルで撮影(2024年 ロイター/Johanna Geron)

Kate Abnett

[ブリュッセル 27日 ロイター] - 欧州連合(EU)は27日、加盟国が輸入する石油・天然ガスについて、2030年からメタン排出量を制限する法案を承認した。

メタンは二酸化炭素(CO2)に次いで排出量が多い温暖化ガスとされる。EUは米国などと連携し、メタンの排出量を30年までに3割減らす目標を掲げる。

30年から欧州市場に流通する化石燃料にメタン排出量の基準値を設ける。輸入企業がEU規準に従わないガスなどを購入した場合、罰金が科される。

非営利団体クリーン・エア・タスク・フォースのEU担当ディレクター、アレッシア・ビローネ氏は「輸入基準により、石油とガスが排出するメタンの量が3分の1削減される可能性がある」と語った。

ロイター
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