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NY州高裁がトランプ氏の公判延期要請却下、不倫口止め事件

2024年04月09日(火)08時43分

 ニューヨーク控訴裁判所(高裁)は4月8日、トランプ前大統領が起訴された不倫口止め疑惑に絡む業務記録改ざん事件で、トランプ氏側から出されていた15日の初公判の延期要請を却下した。2日、ミシガン州で撮影(2024年 ロイター/Rebecca Cook)

Luc Cohen

[ニューヨーク 8日 ロイター] - ニューヨーク控訴裁判所(高裁)は8日、トランプ前大統領が起訴された不倫口止め疑惑に絡む業務記録改ざん事件で、トランプ氏側から出されていた15日の初公判の延期要請を却下した。

この日被告と原告双方が意見陳述を行った後、高裁の担当裁判官が公判延期を認めないとの判断を示した。

トランプ氏の弁護人は、被告が管轄裁判所の変更を求めていると説明。その理由として法務チームがマンハッタンの住民に対する調査を行った結果、61%が同氏は有罪だと考え、70%が同氏に否定的な見方をしている点を挙げ、このような偏見が存在する地域で来週から始まる公判の陪審員を公正に選ぶことは不可能だと主張した。

これに対して検察側の代理人は、ニューヨークで公判が行われることへの反対表明が遅すぎるし、偏見を持った人は陪審員の選定過程で除外できる上に、そもそもトランプ氏自身の行動にそうした世論を醸成した責任があると反論した。

ロイター
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