インドネシア次期大統領が訪中、緊密な関係継続を表明 初の外遊
インドネシア次期大統領のプラボウォ国防相(写真)は1日、当選後初の外遊先の北京で中国の習近平国家主席と会談し、ジョコ現大統領の下での緊密な関係の継続を目指すと述べた。3月20日撮影(2024年 ロイター/Willy Kurniawan)
[北京 1日 ロイター] - インドネシア次期大統領のプラボウォ国防相は1日、当選後初の外遊先の北京で中国の習近平国家主席と会談し、ジョコ現大統領の下での緊密な関係の継続を目指すと述べた。
中国国営中央テレビ(CCTV)によると、プラボウォ氏は「インドネシアと中国の一段と緊密な関係の発展を全面的に支持し、ジョコ大統領の対中友好政策を継続することを望んでいる」と述べた。
また声明では「防衛協力に関して、中国を地域の平和と安定を確保するための重要なパートナーの一国とみている」と指摘。中国との防衛協力の強化を目指すとし、「インドネシアの軍事ハードウェアのニーズを満たし、防衛産業における協力を促進し、生産的な対話を確立することにコミットする」とした。
習主席はプラボウォ氏を「中国の旧友」と呼び、中国はインドネシアとの関係を戦略的、かつ長期的な観点から見ており、全面的な戦略的協力を深める用意があると表明。インドネシアとの海洋協力を引き続き深めていきたいと述べた。
プラボウォ氏は10月に就任する。