NATO、トランプ氏再選でも弱体化せず=事務総長

北大西洋条約機構(NATO)のストルテンベルグ事務総長は31日、米国のトランプ前大統領が11月の大統領選で再選されたとしてもNATOは弱体化しないとの考えを示した。写真は1月29日、ワシントンの国防総省を訪れる北大西洋条約機構(NATO)のストルテンベルグ事務総長(2024年 ロイター/Leah Millis)
[ワシントン 31日 ロイター] - 北大西洋条約機構(NATO)のストルテンベルグ事務総長は31日、米国のトランプ前大統領が11月の大統領選で再選されたとしてもNATOは弱体化しないとの考えを示した。
ストルテンベルグ氏はCNNのインタビューに対し、トランプ氏が再選されても米国のNATO加盟が危うくなるとは考えていないとし、「選挙結果にかかわらず、国益にかなうため米国はNATOの強固な加盟国であり続けると信じている」と語った。
トランプ氏は大統領時代、NATOを激しく批判し、脱退を繰り返し示唆。ストルテンベルグ氏は「トランプ氏と4年間共に働いた。NATO加盟国の拠出金が少なすぎるとの批判に注意深く耳を傾けた」と語った。
その上で、より多くの加盟国がNATOへの貢献を増やしているとし、「欧州の同盟国は一段のことを行わなければならないという米国のメッセージは受け止められ、正しい方向に進んでいる」と述べた。