米ISM非製造業総合指数、4月51.6に上昇 投入指数がインフレ示唆

米供給管理協会(ISM)が5日発表した4月の非製造業総合指数は51.6と、前月の50.8から上昇した。写真は2021年8月、ニューヨークのレストランで撮影(2025年 ロイター/Andrew Kelly)
[ワシントン 5日 ロイター] - 米供給管理協会(ISM)が5日発表した4月の非製造業総合指数は51.6と、前月の50.8から上昇した。投入価格指数が約2年ぶりの高水準となり、関税措置によるインフレ圧力の高まりを示唆した。
ロイターがまとめたエコノミスト予想は50.2だった。
新規受注指数は52.3と、前月の50.4から上昇。在庫指数も上昇した。
サプライヤー納入指数も51.3と、前月の50.6から上昇。同指数は50を超えると納入が遅延していることを示す。
サプライヤーの納期の長期化は通常、堅調な経済と関連するものの、足元では関税措置を回避するための駆け込み需要に起因する可能性がある。
投入価格指数は65.1と、2023年1月以来の高水準となった。前月は60.9だった。
雇用指数は49.0と、前月の46.2から上昇した。