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中国主席、国交45年で米大統領と祝電交換 北朝鮮・ロと新年祝賀

2024年01月02日(火)01時35分

中国外務省は1日、習近平国家主席が、バイデン米大統領と両国の国交樹立45年の祝電を交換したと発表した。2022年撮影。(2024年 ロイター/Kevin Lamarque)

Liz Lee

[北京 1日 ロイター] - 中国外務省は1日、習近平国家主席が、バイデン米大統領と両国の国交樹立45年の祝電を交換したと発表した。

習主席は、両国が「嵐を乗り越え、前進してきた」と述べ、両国民の幸福が促進され、世界の平和・安定・繁栄に貢献してきたと指摘。両国の国交樹立は、二国関係と国際関係の歴史における「重要な出来事」と述べた。

米中関係は冷え込んでいたが、バイデン政権の閣僚や高官が北京訪問を重ね、昨年11月に米サンフランシスコで首脳会談が実現した。

習主席は、首脳会談は未来志向のビジョンの下で両国関係の方向性を指し示したとし「バイデン大統領と協力し、中国と米国、両国民の利益のために中米関係の舵取りを続け、世界の平和と発展の大義を推進していきたい」と述べた。

<金総書記やプーチン大統領にも新年の祝賀>

中国外務省によると、習主席は、北朝鮮の金正恩朝鮮労働党総書記とも新年のメッセージを交換し、両首脳は2024年を中朝の「友好の年」とし、そのための一連の活動を開始すると発表した。

習主席は、中国は戦略的相互信頼の深化、交流と協力の強化、重要な二国間関係の促進で北朝鮮と協力し、地域の平和と安定の維持に新たな貢献をする意向を示した。

主席は年末にはロシアのプーチン大統領とも新年の挨拶を交わした。今年は中国とロシアが国交樹立75周年にあたる。

ロシアは2022年2月のウクライナ侵攻開始後、西側諸国の制裁を受けて孤立し、経済的に中国への依存を高めている。

習主席は、中ロは「恒久的な善隣友好」関係を「継続的に強化」し発展させるとともに、包括的な戦略的協調と両国の利益に資する互恵的な協力を行うべきだと述べた。

ロイター
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