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プーチン大統領、新年の辞で国民の団結強調 ウクライナ言及せず

2024年01月02日(火)01時09分

ロシアのプーチン大統領は新年に向けた演説で、国民の団結と決意の共有を強調した。1日の提供写真。(2024年 ロイター/Sputnik)

[31日 ロイター] - ロシアのプーチン大統領は新年に向けた演説で、国民の団結と決意の共有を強調した。ウクライナ戦争に関しては、前線で戦う兵士を英雄と称えたものの、ウクライナを名指しすることもなく「特別軍事作戦」という言葉も使わなかった。

3月に大統領選挙を控えプーチン氏は、一進一退のウクライナ戦況よりも、経済やインフレといった国民により切実な問題に有権者の関心を向けさせようとしている。

新年直前に放映された演説で、プーチン氏はクレムリンを背後に、前線で戦っている兵士に「あなたがたはわれわれの英雄だ。思いはあなたがたと共にある。あなたがたを誇りに思い、勇気を称賛する」と呼びかけた。

「われわれは最も困難な問題を解決することができ、決して後退しないことを何度も証明してきた」とし、ロシアおよびロシア国民は団結し支えあい「国益、自由と安全、われわれの価値を守る決意を持っている」と述べた。

共通の利益のための努力が社会を団結させたとし「平日も休日も、仕事でも戦闘でも、われわれの思いは共通しており、ロシア国民の最も重要な特徴である連帯、慈悲深さ、不屈の精神を示している」とした。

ロイター
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