インドネシアCPI、11月は前年比+2.86%に加速 目標レンジ内

12月1日、インドネシア統計局が発表した11月の消費者物価指数(CPI)上昇率は前年比2.86%となり、10月の2.56%から加速し、ロイターがまとめた市場予想の2.70%も上回った。写真はインドネシアのジャカルタのスーパーマーケットで昨年3月撮影(2023年 ロイター/Willy Kurniawan)
[ジャカルタ 1日 ロイター] - インドネシア統計局が1日発表した11月の消費者物価指数(CPI)上昇率は前年比2.86%となり、10月の2.56%から加速し、ロイターがまとめた市場予想の2.70%も上回った。
中銀の目標レンジ(2─4%)内には収まった。
変動の激しい食品価格と統制価格を除くコアインフレ率は1.87%だった。市場予想は1.90%だった。
中銀のワルジヨ総裁は29日、世界情勢に大きな変化がない限り、政策金利を2024年まで現行水準で維持すると述べた。利上げサイクルの終了を示唆した。
総裁は以前、エネルギー価格の高騰によりインフレ率が来年3.2%まで上昇する可能性が高いとの見方を示していた。
中銀は22年8月から今年10月にかけて合計250ベーシスポイント(bp)の利上げを実施した。