習氏が哀悼の意、キッシンジャー氏死去で 中国「古き良き友人」

11月30日、中国外務省は、キッシンジャー元米国務長官(写真右)が死去したことを受けて、習近平国家主席(左)がバイデン米大統領に哀悼の意を伝えたと表明した。写真は2015年9月、米ワシントン州シアトルで撮影(2023年 ロイター/Jason Redmond)
[北京 30日 ロイター] - 中国外務省は30日、キッシンジャー元米国務長官が死去したことを受けて、習近平国家主席がバイデン米大統領に哀悼の意を伝えたと表明した。
李強首相と王毅外相もそれぞれ、キッシンジャー氏の家族とブリンケン米国務長官に哀悼の意を伝えたという。
外務省の汪文斌報道官は定例記者会見で「キッシンジャー博士は中国人民の古き良き友人であり、中米関係の開拓者・建設者だ」と述べ、中米関係への誠意ある献身が深く記憶されるだろうと述べた。
また、キッシンジャー氏は中米関係が両国と世界の平和と繁栄に不可欠だと考えていたと指摘。「中国と米国はキッシンジャー氏の戦略的ビジョン、政治的勇気、外交的知恵を継承し、中米関係の健全で安定した持続可能な発展を促進すべきだ」と述べた。
キッシンジャー氏の訪中は100回以上に及び、最後となった7月の訪問では習氏とも面会した。
同氏の死去は中国の国営メディアやソーシャルメディアユーザーによっても広く悼まれている。
香港大学助理教授で地政学ストラテジストのブライアン・ウォン氏は「(中国における)キッシンジャー氏に対する包括的な印象は米国の中で中国人を理解している人物というものだった」と語った。