インドネシア、大統領息子の出馬資格承認で裁判官をけん責処分

インドネシアの司法倫理委員会は7日、ジョコ・ウィドド大統領の息子(写真)が副大統領候補になることを認めた憲法裁判所の判事6人について、倫理規定に違反しているとしてけん責処分を下した。先月25日撮影。(2023年 ロイター/Willy Kurniawan)
[ジャカルタ 7日 ロイター] - インドネシアの司法倫理委員会は7日、ジョコ・ウィドド大統領の息子が副大統領候補になることを認めた憲法裁判所の判事6人について、倫理規定に違反しているとしてけん責処分を下した。
憲法裁は先月、40歳未満でも出馬資格があるとの判断を下したため、ジョコ氏の長男で36歳のギブラン・ラカブミン氏はプラボウォ国防相の副大統領候補として出馬することが可能になった。
これに対して国民の反発が強まったことから、9人の裁判官の行動を調査するために司法倫理委員会が設置された。
ジョコ氏は憲法裁の決定に介入したのではないかとの批判に直面している。同氏は憲法裁の判断や介入疑惑についてコメントを控えている。