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ウクライナ経済は来年も成長へ、戦時下に適応=IMF担当者

国際通貨基金(IMF)は10月4日、ウクライナは戦時下の環境に適応できており、来年も経済成長が見込めるとの予想を示した。5月15日、首都キーウ(キエフ)中心街にあるバーの外で撮影(2023年 ロイター/Valentyn Ogirenko)
[キーウ 4日 ロイター] - 国際通貨基金(IMF)は4日、ウクライナは戦時下の環境に適応できており、来年も経済成長が見込めるとの予想を示した。強い内需と民間消費が経済活動をけん引しているという。
IMFのウクライナ担当、ナタン・エプスタイン氏は「(ウクライナ)経済は戦時下に適応し、素晴らしい耐性を示している。来年も経済成長が続くとみている」と述べた。
IMFは6月、今年のウクライナ国内総生産(GDP)伸び率が
1─3%になると予想。エプスタイン氏は上限寄りの成長を見込んでいるとした。
ウクライナ経済はロシアによる侵攻で打撃を受け、社会・人道面の支出を西側の支援に大きく依存している。IMFの代表団は今週キーウ(キエフ)を訪れ、156億ドルの融資プログラムの第2回審査の一環としてマクロ経済目標や構造改革について政府当局者などと協議している。