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南アPMI、9月は再び50割れ 前月から小幅低下

S&Pグローバルが10月4日発表した9月の南アフリカ購買担当者景気指数(PMI)は49.9で、好不況の分かれ目となる50を下回った。写真は南ア紙幣と、食品価格が書かれたボード。5月11日、ヨハネスブルグ近郊で撮影(2023年 ロイター/Siphiwe Sibeko)
[ヨハネスブルグ 4日 ロイター] - S&Pグローバルが4日発表した9月の南アフリカ購買担当者景気指数(PMI)は49.9で、好不況の分かれ目となる50を下回った。8月の51.0から低下した。
過去最悪の計画停電継続とコスト圧力により企業の減産傾向が続いた一方、採用は増やしており、就業者数が2カ月連続で増加した。
S&Pグローバル・マーケット・インテリジェンスのエコノミスト、デービッド・オーウェン氏は、国営電力会社エスコムは夏に向けて計画停電が改善すると予想しており、企業活動再興が期待されると指摘した。
エスコムは9月、停電は発電能力の3分の1に相当する1万4500メガワット以上にはならないと予想。昨年の夏と冬には1万6500メガワットと予想していた。
ただオーウェン氏は「PMIの数字はコスト圧力がなお深刻なことを示している。特に燃料と輸入価格の影響が大きい」と述べた。