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アルメニア首相、辞任を否定 「問題解決されず」

アルメニアのパシニャン首相は4日、係争地ナゴルノカラバフを巡る対応を巡り国内での辞任圧力が高まる中、自身が辞任してもアルメニアが直面する問題は解決されないとの認識を示した。9月13日撮影(2023年 ロイター/Tigran Mehrabyan/PAN Photo via REUTERS)
[4日 ロイター] - アルメニアのパシニャン首相は4日、係争地ナゴルノカラバフを巡る対応を巡り国内での辞任圧力が高まる中、自身が辞任してもアルメニアが直面する問題は解決されないとの認識を示した。
アゼルバイジャンがアルメニアの係争地ナゴルノカラバフで9月19─20日に軍事行動を起こしたことを受け、ナゴルノカラバフに居住していたアルメニア系住民の大部分に相当する10万人がアルメニア国内に避難。アルメニア国民の多くがこうした事態を国家的悲劇と見なしており、国内でパシニャン首相の辞任を求める声が高まっている。
アルメニア国営のアルメンプレスによると、パシニャン首相は野党議員に対するコメントで、アルメニアは常に困難な状況に直面してきたとし、「自分自身が辞任するか罷免されることで全ての問題が解決されるなら、直ちに退く。ただ、辞任は正反対の結果をもたらすため、辞任しない」と述べた。