ニュース速報

ワールド

ルラ氏、当選なら熱帯雨林保護の3カ国同盟提案へ COP27で

2022年09月01日(木)15時19分

 8月31日、10月のブラジル大統領選で有力候補となっているルラ元大統領(写真)は、当選した場合、今年11月にエジプトで開催される国連気候変動枠組み条約第27回締約国会議で、インドネシアとコンゴ民主共和国と共に最大の熱帯雨林国を抱える国として同盟を構築するよう提案すると述べた。写真は29日、サンパウロで撮影(2022年 ロイター/Carla Carniel)

[ブラジリア 31日 ロイター] - 10月のブラジル大統領選で有力候補となっているルラ元大統領は、当選した場合、今年11月にエジプトで開催される国連気候変動枠組み条約第27回締約国会議(COP27)で、インドネシアとコンゴ民主共和国と共に最大の熱帯雨林国を抱える国として同盟を構築するよう提案すると述べた。

側近トップによると、ルラ氏の構想は同盟を結成して将来的に途上国の森林保護支援に向けた決議の採択を働きかけたり、富裕国に資金面の貢献を求めたりと活動を広げていくという。

ルラ氏の選挙戦を統括するアロイジオ・メルカダンテ氏は、政策チームは国際炭素市場の詳細と、熱帯雨林地域における保護と持続可能な開発に向けた資金調達方法に注力していると説明。ロイターに「提案はCOPで資金問題を解決するため戦略同盟を構築するという内容だ」と述べた。

ロイター
Copyright (C) 2022 トムソンロイター・ジャパン(株) 記事の無断転用を禁じます。

今、あなたにオススメ
ニュース速報

ビジネス

米関税、インフレと景気減速招く=バーFRB理事

ワールド

焦点:印パ空中戦、西側製か中国製か 武器の性能差に

ワールド

金総書記、ロ大使館を異例の訪問 対ドイツ戦勝記念日

ビジネス

リクルートHD、今期10%増益を予想 米国など求人
MAGAZINE
特集:英語で学ぶ 国際ニュース超入門
特集:英語で学ぶ 国際ニュース超入門
2025年5月 6日/2025年5月13日号(4/30発売)

「ゼロから分かる」各国・地域情勢の超解説と時事英語

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    5月の満月が「フラワームーン」と呼ばれる理由とは?
  • 2
    ついに発見! シルクロードを結んだ「天空の都市」..最新技術で分かった「驚くべき姿」とは?
  • 3
    脂肪は自宅で燃やせる...理学療法士が勧める「3つの運動」とは?
  • 4
    健康は「何を食べないか」次第...寿命を延ばす「5つ…
  • 5
    骨は本物かニセモノか?...探検家コロンブスの「遺骨…
  • 6
    中高年になったら2種類の趣味を持っておこう...経営…
  • 7
    教皇選挙(コンクラーベ)で注目...「漁師の指輪」と…
  • 8
    恥ずかしい失敗...「とんでもない服の着方」で外出し…
  • 9
    SNSにはトップレス姿も...ヘイリー・ビーバー、ノー…
  • 10
    韓国が「よく分からない国」になった理由...ダイナミ…
  • 1
    脂肪は自宅で燃やせる...理学療法士が勧める「3つの運動」とは?
  • 2
    健康は「何を食べないか」次第...寿命を延ばす「5つの指針」とは?
  • 3
    「2025年7月5日に隕石落下で大災害」は本当にあり得る? JAXA宇宙研・藤本正樹所長にとことん聞いてみた
  • 4
    【クイズ】世界で2番目に「軍事費」が高い国は?...1…
  • 5
    部下に助言した時、返事が「分かりました」なら失敗…
  • 6
    古代の遺跡で「動物と一緒に埋葬」された人骨を発見.…
  • 7
    5月の満月が「フラワームーン」と呼ばれる理由とは?
  • 8
    シャーロット王女とスペイン・レオノール王女は「どち…
  • 9
    日々、「幸せを実感する」生活は、実はこんなに簡単…
  • 10
    インドとパキスタンの戦力比と核使用の危険度
  • 1
    日本史上初めての中国人の大量移住が始まる
  • 2
    日本旅行が世界を魅了する本当の理由は「円安」ではない
  • 3
    脂肪は自宅で燃やせる...理学療法士が勧める「3つの運動」とは?
  • 4
    【心が疲れたとき】メンタルが一瞬で “最…
  • 5
    間食はなぜ「ナッツ一択」なのか?...がん・心疾患・抜…
  • 6
    健康は「何を食べないか」次第...寿命を延ばす「5つ…
  • 7
    「2025年7月5日に隕石落下で大災害」は本当にあり得…
  • 8
    北朝鮮兵の親たち、息子の「ロシア送り」を阻止する…
  • 9
    【クイズ】世界で最も「半導体の工場」が多い国どこ…
  • 10
    クレオパトラの墓をついに発見? 発掘調査を率いた…
トランプ2.0記事まとめ
日本再発見 シーズン2
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中