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軍高官対話停止、米は「深刻な結果」負う必要=中国国防省
中国国防省は8日、ペロシ米下院議長の台湾訪問への対抗措置として米軍とのハイレベル対話を停止したことについて、米は「深刻な結果」を負わなければならないと指摘した。写真は中国人員解放軍機。福建省で5日撮影(2022年 ロイター/Aly Song)
[北京 8日 ロイター] - 中国国防省は8日、ペロシ米下院議長の台湾訪問への対抗措置として米軍とのハイレベル対話を停止したことについて、米は「深刻な結果」を負わなければならないと指摘した。
中国は先週、軍のハイレベル対話や気候分野の協議の停止などを発表した。
国防省の報道官はインターネット上で「現在の台湾海峡の緊張は、完全に米側が引き起こしたものであり、米国はその全責任と深刻な結果を負わなければならない」と表明。「最低ラインは崩してはならず、対話には誠意が必要だ」と述べた。
中国人民解放軍は台湾周辺で前例のない演習を実施した。演習は4日間、7日までの予定だったが、演習終了はまだ正式に発表されていない。
米政府当局者によると、先週の緊迫した状況の中、米国防総省高官が中国側に電話したが応答がなかった。ただ米側は、防衛分野の対話ルートが正式に絶たれたとはみていないという。
中国国防省報道官は「中国の関連する対抗措置は、米国と台湾の挑発行為に対する必要な警告であり、国家の主権と安全を守るための正当なものだ」と述べた。