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NY地下鉄発砲で20人以上負傷、容疑者逃走 「参考人」公表

2022年04月13日(水)11時19分

米ニューヨーク市ブルックリンの地下鉄駅で12日朝、発砲事件が発生し、複数の人が撃たれ、少なくとも13人が負傷した。(2022年 ロイター/Brendan McDermid)

[ニューヨーク 12日 ロイター] - 米ニューヨーク市ブルックリンの地下鉄で12日朝、1人の男が発煙筒2個をたいて発砲する事件が発生し、少なくとも20人が負傷した。

当局によると、10人が銃で撃たれ、うち5人が重体だが、容体は安定している。さらに13人が煙を吸ったり、パニックの中で負傷したりしたという。警察によると、いずれの負傷者も命に別条はない。

事件は朝の通勤時間帯に発生。容疑者は逃走中で、警察が行方を追っている。単独での行動とみられる。

NY市警本部長によると、銃撃事件に関係するとみられるバンがブルックリンで発見された。

警察はブリーフィングで、バンをレンタルしていたと思われるフランク・ジェームズという名前の男性を「参考人」として公表。現場でキーを押収したバンはフィラデルフィアでレンタルされたものだという。

警察によると、目撃者の証言から容疑者はどっしりとした体格の男で、オレンジ色のベスト、灰色のスウェットシャツ、緑色のヘルメット、手術用マスクを着用していた。

市警本部長はこれまで、現時点でテロ行為としての捜査を行っていないと説明。犯行の動機は分かっていないとしつつ、捜査当局はフランク・ジェームズ氏という人物に関連し、ホームレス問題やニューヨーク市長に言及したソーシャルメディアの投稿を多数発見したという。

ホワイトハウスと司法省によると、事件の概要はバイデン大統領とガーランド司法長官に報告され、ホワイトハウスはニューヨーク市のアダムズ市長や市警に支援を申し入れたという。

アダムズ市長はCNNのインタビューで、今回の事件を「分別のない暴力行為」と非難した。ニューヨーク州のホークル知事は、州の全リソースを投入し、増加する犯罪の食い止めに取り組むと言明した。

ロイター
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