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マリウポリ住民避難が再び失敗、ロシアとウクライナが相互に非難

3月6日、ロシア軍に包囲されたウクライナ南部のマリウポリで、人道回廊による住民避難が再び失敗し、親ロシア派とウクライナの双方が互いを非難した。写真はロシアの軍事侵攻を受けて炎上するマリウポリ市内。提供写真。3月3日撮影(2022年 Twitter @AyBurlachenko via REUTERS)
[6日 ロイター] - ロシア軍に包囲されたウクライナ南部のマリウポリで6日、人道回廊による住民避難が再び失敗し、親ロシア派とウクライナの双方が互いを非難した。
赤十字国際委員会(ICRC)は「マリウポリの悲惨な人的被害の中、推定20万人の避難を始める2回目の試みは停止した」と明らかにした。
同市は数日にわたり激しい砲撃を受け、暖房や電力、水道が途絶えた状態で住民が閉じ込められている。
ロシア国防省は5日、マリウポリとヴォルノヴァーハで攻撃を停止して人道回廊を設置し、民間人が避難できるようにすると表明していた。
マリウポリ市当局によると、ロシア軍が砲撃を続けたため、住民は6日に避難を行うことができなかった。5日にも同様の避難計画が砲撃のため見送られていた。
インタファクス通信によると、ドネツク親ロ派政府の関係者は、ウクライナ軍が限定的停戦を守らなかったと非難した。
ICRCは連日の避難失敗について、紛争当事者間の合意が不明確で、機能していないと指摘した。ICRCは双方の対話を支援しているが、停戦の保証役ではないとしている。
ウクライナ当局によると、マリウポリに近いヴォルノヴァーハでは、6日に避難を試みた住民約400人がロシア軍の砲撃に遭った。負傷者が出たかは不明。
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