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ハイチで米国人宣教師ら誘拐、ギャングの犯行か
10月17日、米国のキリスト教系援助団体は、ハイチを訪れていた所属宣教師の一団が誘拐されたと明らかにした。写真はオハイオ州ミラーズバーグにあるキリスト教援助団体「クリスチャン・エイド・ミニストリーズ」(2021年 ロイター/Aaron Josefczyk)
[ポルトープランス 17日 ロイター] - 米国のキリスト教系援助団体は17日、ハイチを訪れていた所属宣教師の一団が誘拐されたと明らかにした。同国では7月にモイーズ大統領が暗殺されて以来、政治・経済情勢が混乱しており、ギャングによる現地の教師や中小企業経営者などの誘拐が多発している。
他の宣教師の話によると、一団は児童養護施設を訪れていたが、16日に首都ポルトープランスの近郊を移動中にバスを乗っ取られたという。
宣教師らはオハイオ州が拠点のキリスト教援助団体「クリスチャン・エイド・ミニストリーズ」に所属。同団体は、誰が犯行に及んだかや、一団がどこに連れ去られたかについて情報はないと説明。誘拐されたのは米国人16人とカナダ人1人だと明らかにした。
治安問題の専門家らはハイチのギャング「400マオゾ」による犯行だと指摘。4月に同じく首都近郊で発生したフランス人を含む神父と修道女の一団の誘拐事件への関与も疑われている。